Firefoxで複数のプロファイルを使い分ける : Web制作ツールとしてのFirefox
みなさんコンニチハ、今回から"Webサイト制作"カテゴリ担当になりました、dnclマスコットガールの魔神さんです。
今後はワタクシがWeb制作に関する情報を発信していく予定ですので、どうぞよろしくお願いします。
ガールといいつつ野郎が書いてるのは性別詐称じゃないかというお叱りを受けそうですが、まあこの際そんな些少な問題には目をつぶっていただきたい。
オトナの事情です。
多少以前と口調が変わった気がしてもそれは気のせいです。
中の人は一緒です。
さあ、諸々の小さな疑問・問題・空気の寒さはスルーして、本日のお題行ってみましょう。
ズバリ「Firefoxで複数のプロファイルを使い分ける」です。
index list
- Profile Manager
- 新規プロファイルの作成 〜 起動 : Windows編
- ショートカットからの起動 : Windows編
- 同時起動 : Windows編
- 新規プロファイルの作成 〜 起動 : Mac編
- AppleScriptからの起動 : Mac編
- 同時起動 : Mac編
- 参考サイト
Firefoxは、紳士淑女の皆様ご存じの通り、豊富なアドオンで自分好みにカスタマイズできるWebブラウザ。
そのアドオンの中には、Web制作ツールとしてとても有用なものがあります。
ありますどころかありすぎて、その豊富さたるや、気になるアドオンをどんどん放り込んでいった結果Firefoxの動作が重くなったり情緒不安定になったりしてしまうほど。
ワタクシのFirefoxが正にこのケース。
こうなると、できれば普段のWebブラウズ用の他に、Web制作系アドオンを中心に載せたFirefoxが欲しくなってしまうのが人情というもの。
ワタクシ魔神ですが。
というわけで、ワタクシこれから、普段のブラウジング用とWeb制作用、二つのFirefoxを使い分けるための準備をしてみたいと思います。
* 不具合が起きる可能性もありますので、カスタマイズは注意して自己責任でおこなってください。
Profile Manager
Firefoxに"Profile Manager"なる機能あり。
これを利用すると、作成したプロファイルごとに異なるアドオンやテーマを載せたFirefoxを起動することができるようになるらしいので、さっそくこの"Profile Manager"を起動して、新規プロファイルを作ってみます。
ワタクシ基本的にMacを使っているんですが、多数派に弱い日本在住の魔神らしく、Windowsでのやり方から入ることにします。
この記事のWindows編ではWindows XP、Mac編ではMac OS 10.3を使用しています。微妙に古いですか?
新規プロファイルの作成 〜 起動 : Windows編
最初に、Firefoxが起動していないことを目の端でこっそり確認します。
次に、スタートメニューから"ファイル名を指定して実行(R)..."を選び、
firefox -profilemanager
と入力。
すると以下のようなダイアログボックスが出るので、"新しいプロファイルを作成(C)..."を選択し、新規プロファイルを作成します。
今回は"development"というプロファイル名を付けてみます。
このプロファイルの設定はデフォルトで
C:\Documents and Settings\[ユーザー名]\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\[ランダム英数字].development
というフォルダに保存されます。
バックアップ等のためにも、このフォルダの場所を覚えておくことにします。
この新規プロファイルを選択してから"Firefoxを起動"を選ぶと、まだ汚れを知らないFirefoxが起動してくれます。
上のスクリーンショットのようにダイアログボックスのオプション"今後このプロファイルを使用する(S)"のチェックを外しておくと、以後Firefoxのショートカットアイコン等をクリックして起動するたびにダイアログボックスが表示されるようになり、使用するプロファイルを選択することができるようになります。
しかし、最初は良くても、そのうち毎回プロファイルを指定して起動するのが面倒になってくるのが人情というもの。
ワタクシ魔神ですが(二回目)
ショートカットからの起動 : Windows編
そこで、プロファイルごとにショートカットを用意します。
先生、最初は何をすれば良いんでしょうか?
そうですね、まず、お手元のデスクトップに元々住み着いていたFirefoxのショートカットアイコンを複製して、もう一匹キツネショートカットを増やしてください。
先生、増えました!でも、"Mozilla Firefox (2)"では味気ない上に紛らわしいですね。
そうですね、では、名前を変えてみましょう。
プロファイル名を頭に付けて、一つは"default Firefox"、もう一つは"development Firefox"という名前にしてください。
先生、変えました!でも、味気なさも紛らわしさも大して減ってませんね。
そうですね、でも、時間の都合上これで良しとします。
では、"default Firefox"のショートカットアイコンを右クリックして、プロパティを開いてみてください。
開いたら、"ショートカット"タブの"リンク先(T):"に
-P プロファイル名 -no-remote"
という記述を加えます。
このショートカットからは"default"プロファイルを開きたいので、プロファイル名の部分は"default"にします。
もう一つの"development Firefox"のショートカットも同様に設定します。 プロファイル名の部分は"development"です。
先生、できました!ついでにアイコンも変えてみました。
それはどうでもイイですね。
それではショートカットをダブルクリックして、それぞれのプロファイルでFirefoxを起動してみましょう。
同時起動 : Windows編
先生、両方のプロファイルでFirefoxを同時に起動できました!
そうですね、今回は一つのFirefoxに両方のプロファイルを関連づけましたが、同様の方法で、バージョン違いのFirefoxを別個にインストールし、それを起動させることもできます。
ですが、Firefoxひとつだけでも結構メモリを喰ってしまうようなので、複数起動する時にはその点を注意しましょう。
それから、先ほどショートカットのプロパティ画面で"リンク先(T)"のプロファイル名の後に
-no-remote
という引数を加えましたが、この記述をしないとFirefoxの複数同時起動はできません。
先生、そろそろお時間の方が。
そうですね、それでは今日はこの辺で。
新規プロファイルの作成 〜 起動 : Mac編
先生がお帰りになられたので、Macの方はワタクシがやってみます。
Macの場合、使わない人は一生使わないかもしれない"Terminal"というアプリケーションを使用します。
ワタクシ初めて起動しました、これ。
"Terminal"を起動したら、firefoxのパスに
/Contents/MacOS/firefox -ProfileManager
を付けてからreturnをそっと押します。
ApplicationsフォルダにFirefoxがインストールされている場合、パスの記述は以下のようになります。
/Applications/Firefox.app/Contents/MacOS/firefox -ProfileManager
Applications以外の自分で設定したフォルダにFirefoxがインストールされている場合もそのパスを記述するのですが、息をするのも面倒くさい面倒くさがり屋のワタクシは、"Terminal"のウィンドウにFirefox.appのアイコンをFinderからドラッグ&ドロップしてしまいます。
するとFirefoxのパスがウィンドウ上に表示されるので、その後ろに続けて前述の
/Contents/MacOS/firefox -ProfileManager
を記述し、returnを優しく押せば"profile manager"が起動します。
Macでのプロファイルの保存場所はデフォルトで
/Library/Application Support/Firefox/Profiles/[ランダム英数字].development
になります。
ここから起動までのプロセスは前述のWindows編とほぼ同じなので、はしょります(えー!)
Windowsでの場合と同じように、"今後このプロファイルを使用する"のチェックを外しておくと、それ以後Firefoxアイコンをダブルクリックして起動した際に"Profile Maganer"のダイアログボックスが表示され、そこからプロファイルを選択して起動できるようになります。
しかし、最初は良くても、そのうち毎回プロファイルを指定して起動するのが面倒になってくるのが人情というもの。
ワタクシ魔神ですが(三回目)
AppleScriptからの起動 : Mac編
Windowsではショートカットにコマンドラインで引数を指定して起動できるのでなかなか便利なのですが、Macではそれができません。残念。
MacにおいてはAppleScriptを使って起動プロセスを簡略化するのが一般的らしいのですが、ワタクシは「やってMotors」さんの"Firefox Launcher 3.1"を利用させてもらっています。
上のスクリーンショットのように、プロファイルごとに設定したAppleScriptを選択するだけ。
ハラショー。
「Firefox Launcher Script 3.1ダウンロードページ」の方でスクリプトの使用法なども詳しく説明されています。
同時起動 : Mac編
Windows編でも軽く触れましたが、Firefoxの今後のバージョンアップなども考慮に入れると、"default"と"development"両方のプロファイルを同じFirefox.appに関連づけるのはうまくありません。むしろマズい。
ワタクシの場合、それぞれのプロファイル用にFirefoxを一つずつ用意し、上でご紹介させてもらった"Firefox Launcher 3.1"を設定する際にそれぞれのプロファイルとFirefoxを関連づけ、起動させるようにしています。
具体的な方法としてはまず、"development"プロファイル用のFirefoxを用意します。
とりあえずここでは、元々インストールされていたFirefoxの置いてあるフォルダ内に"Firefox_Development"というフォルダを新規に作成し、その中にFirfoxを新たにインストール。
インストールされたFirefox.appの名前をFirefoxDevelopment.appに変更します。
このFirefoxDevelopment.appが、"development"プロファイル用のFirefoxになります。だんだんこんがらがってきた。
次に「Firefox Launcher Script 3.1ダウンロードページ」からダウンロードさせてもらってきたAppleScriptを"Script Editor"で開き、
スクリプト内に書かれている説明に従ってユーザー設定パートを修正します。
今回の場合、設定箇所1は
property usersPref1 : "Firefox_Development/FirefoxDevelopment.app"
設定箇所2は
property usersPref2 : "development"
となります。
FirfoxDevelopment.appのインストール場所が
Applications/Firefox_Development
直下でない場合、それに合わせてスクリプト内でインストール場所のパスを指定している部分を修正しなくてはならないので、その点ご注意ください。
設定が終わったら、スクリプトをコンパイルして保存します。
続いて"default"プロファイル用のAppleScriptを設定します。
"Firefox Launcher 3.1"を新たにダウンロードするなり最前設定して保存したAppleScriptをコピーするなりし、
"Script Editor"で開いたら"development"プロファイルの場合と同様に修正していきます。
Firefox.appがApplicationsフォルダ直下にインストールされている場合、"default"プロファイル用の設定は以下のようになります。
property usersPref1 : "Firefox.app"
property usersPref2 : "default"
これで"development"プロファイルとFirefoxDevelopment.app、"default"プロファイルとFirefox.appのそれぞれを関連づけたランチャーAppleScriptができました。早口言葉ではありません。
後は使うだけ。
同時起動もラクラクです。
予定の三倍くらい長くなってしまいましたが、どうやらこれで普段のブラウジング用とWeb制作用、二つのプロファイルを使い分ける準備が整いました。
この後は、"development"プロファイルの方にインストールするWeb制作系のアドオンを選別するわけですが、これがまた楽しみでもあり、悩ましくもあり。
それではまた魔神ハッピーアワーでお会いしましょう。
参考サイト

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comments
そちらの方が断然簡単ですね。
しかもWindowsとMacの両方で同じ方法を使えるので、この記事も1パラグラフぐらいで済んだはず。
profiles.iniというファイルをテキストエディタで開いて、
[General]
StartWithLastProfile=0
とすれば、起動時に毎回プロファイル選択ダイアログがでます。